賃貸アパート入居中のマナーと注意点

目次

引っ越しの挨拶はいつ、どこまでしたらいいの

(1) 引っ越しの挨拶は必要?

挨拶されて嫌な人はいないと思います。最初に近隣への挨拶をしておけば、その後の付き合いもスムーズにいきます。また、今後迷惑をかけてしまった場合にも、ある程度大目に見てくれるかもしれません。一人暮らしの場合、家族の場合、いずれの場合も近隣への挨拶はしておきましょう。

(2) 引っ越しの挨拶はどこまでするの?

近隣への挨拶は集合住宅の場合は両隣と上下の4世帯、一戸建ての場合は両隣と向かいのお宅とその両隣の5軒が目安です。ただし、その地域の慣習もあるので不動産会社の人に確認しましょう。また、挨拶に行くときは、家族全員で行きましょう。小さい子供がいる場合なら、家族構成を知ってもらい顔を覚えてもらえれば防犯につながります。

(3) 挨拶はいつするの?

引っ越しの当日か、遅くとも2~3日以内にしましょう。

(4)挨拶には何を持っていくの?

挨拶の際に持っていくものは日用品が無難です。洗剤や石鹸、タオルなど500円~1000円の物で充分です。事前に用意し、心のこもった挨拶をしましょう。

集合住宅で暮らすマナー

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ハイツやマンション等の集合住宅では、さまざまなライフスタイルの入居者が生活しています。お互いが気持ちよく生活できるよう集合住宅のルールやマナーを身に付けておきましょう。

(1) 共用スペースのマナー

玄関

➀  自転車を置きっ放しにしたり、郵便受けに入っていたいらないチラシを捨てたり、ゴミを放置しない。

② 玄関または郵便受けの所定の位置に表札を表示しましょう。

階段・廊下

階段、廊下は他の入居者も通る共用スペースです。私物や子供の遊具や自転車等を放置すると他の入居者の迷惑になるのでやめましょう。また、緊急時には避難経路になるので放置はやめましょう。

駐車場

➀ 車は指定された駐車区画に駐車しましょう。他の入居者の駐車区画や通路等に駐車すると他の入居者の迷惑になるのでやめましょう。

クラクション、空ふかし、長時間のアイドリングは他の入居者の迷惑になるのでやめましょう。

③ 駐車場を駐車場以外の目的(駐車場でバーベキューをする等)で使用するのはやめましよう。

駐輪場

➀ 自転車・バイクは指定場所に置く。

② 使用しない自転車・バイクは放置せず撤去する。

(2) 音のマナー

集合住宅で最もトラブルが多いのが音のトラブルです。特に生活音は気がつかないうちに、隣人に迷惑をかけている場合があります。特に上下階は響きやすいので気をつけましょう。

ステレオ・テレビ

➀ ステレオやテレビ時間帯や音量に気をつけて楽しみましょう。特に夜間はボリュームを下げるか、ヘッドフォンを使用するなどして配慮しましょう。

② ピアノ等の楽器の演奏、カラオケは禁止です。

生活音

➀ 玄関ドアや建具等は静かにゆっくり閉めましょう。

早朝、夜間の洗濯や掃除は控えましょう。

③ 目覚まし時計は鳴りっぱなしにならないよう気をつけましょう。

衝撃音

飛び跳ねたり、物を落としたときの床の衝撃音は上下階のトラブルの原因になります。特に、小さい子供さんがいる家庭では気をつけましょう。ジュウタン等敷くと遮音効果があります。

会話

➀ 夜間、大声で笑ったり、会話したりすると音が近隣に響きます。注意しましょう。

(3) ゴミのマナー

ゴミ出しのマナー

近隣からの苦情で多いのがゴミの出し方のマナーです。たった一人のマナー違反が集合住宅全体に不快な思いや迷惑をかけてしまいます。一人一人がルールを守ってゴミを出しましょう。

➀収集日、収集時間を厳守する。

②指定のゴミ袋で分別ルールを守って出す。

③粗大ゴミは各市町村の決められた方法で処分する。

湿気、結露防止の注意点

住まいの空気の質や温度・湿度は、暮らしの快適感を大きく左右します。湿度が高いと不快なだけでなく、結露やカビが生えやすくなります。快適な生活を送れるように、日頃から気をつけたいことを把握しておきましょう。

 (1) 湿気防止の注意点

1.晴れた日には窓を開け通風を良くし、押入の襖やクローゼットの扉も開放しましょう。

2.押入は下にスノコを敷き、空気が対流しやすいようにしましょう。

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3.水蒸気の多い浴室やキッチンでは、窓を開けて換気扇を回し充分な換気をしましよう。

4.24時間換気システムが設置されている建物の場合は、常時運転にしておきましょう。

5.タンス等の家具は壁面から5㎝程度離して、家具の裏面も通気されるようにしましょう。

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6.サッシの上部に換気框がついている場合は、開けておいてください。24時間換気の表示がある場合は、必ず開けておいてください。

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(2) 結露防止の注意点

結露が発生する原因

空気中の水蒸気量は温度が高いほど多く含むことが出来ます。暖房で温められた室内は水蒸気を多く含むことができます。結露は室内と室外の温度差が大きい時に、高い温度側(室内)の空気に含まれる水蒸気が、外気で冷えた窓ガラスや壁面に触れて含みきれなくなった水蒸気が水滴になったものです。

また、建物の断熱性、機密性が高いと冷暖房の効率が良い反面、換気をしないと室内で発生した水蒸気がこもり、結露が発生しやすくなります。

結露防止対策

結露はカビの発生源になるだけでなく、建物や家具を傷めます。上記湿気防止対策とともに、換気設備冷暖房設備を利用して換気を行い、適切な室内環境を維持しましょう。

具体的には、次の点に注意しましょう。

1.サッシや窓ガラスについた水滴はこまめに拭き取りましょう。

2.暖房中は部屋どうしの温度差をあまりつけないように心がけましょう。

3.洗濯物の室内干しは、結露だけでなくカビの原因にもなります。湿度の高い時はなるべく控えましょう。

4.雨天や多湿時等、換気で湿度を調整出来ない時は、エアコンの除湿運転除湿器を利用して調整しましょう。

5.石油ファンヒーター等の解放型暖房器具は燃焼の際に大量の水蒸気が発生するので、非解放型暖房器具のパネルヒーター、電気カーペット、エアコン等に変更しましょう。

凍結による給湯器の故障防止の注意点

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(1) 凍結故障を防止するために入居者にやっていただきたいこと

➀ 部屋のブレーカーを絶対下げない

② 凍結防止ヒーターの電源プラグがコンセント に差し込まれているか確認する

③ 浴槽の残り湯(水)を循環アダプターより5㎝以上ある状態にしておく(追い炊き機能付き給湯器の場合)

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④ 低温注意報が発令された時や、冷え込みが厳しい時

1.運転スイッチを「切」にする。

2.ガス栓を閉める。

3.お風呂の給湯栓を開いて、少量の水(1分管に約400cc 太さ約4㎜)を流したままにする。

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  長期間留守にする場合

(1) 不凍栓(水抜き栓)を閉め、給水管内の水の水抜きをする。

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不凍栓(水抜き栓)を右に回す

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不凍栓を右に回して閉めると、水道管内の水の流れを遮断し、給水管内の水が地中に排水されます。この時、室内の蛇口を開け給水管内に空気を送り込むと、中の水がきれいに抜きされます。

(2) 凍結故障を防止するために空室の場合大家さん(管理会社)にやっていただきたいこと

冬期空室の物件については次の凍結防止処置をとってください。

➀ 給湯器の水抜きをする。

給湯器下にある「給水水抜き栓」、「給湯水抜き栓」を左に回して給湯器内の水抜きをしてください。

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② 空室の電気を通電しておく

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