賃貸住宅入居者が借りるのをためらう設備ランキング

 全国賃貸住宅新聞が調査集計し発表する「入居者に人気の設備ランキング」は毎年発表されますが、SUMOが調査した不人気設備ランキング「借りるのをためらう設備」ランキングは珍しいのでその調査結果について紹介します。空室対策のヒントが見えてきます。

目次

入居者に嫌われる設備・仕様

4b460a48b22540739f01a99685a07ce1ac6d09ad[1]

(単身者向け物件)

1位 トイレが和式(水洗) 

 

2位 洗濯機置き場が室内にない(沼田では殆どありませんが)     

  

3位 風呂が3点ユニット

      

4位 風呂が黄ばんでいる   

5位 エアコンが明らかに古い 

  

(ファミリー向け物件)                                                 

1位 トイレが和式(水洗)

2位 エアコンが明らかに古い

3位 風呂が黄ばんでいる  

4位 和室がある

  

嫌われる設備・仕様の特徴

1.エアコン、和室を除く全てが「水周り」に関することです。

2.また、入居者が「毎日手に触れる場所」である点です。

3.入居者が見ているのは「黄ばんでいる」に代表される「水周りの清潔感」です。

まとめ

空室対策として入居者に人気の設備「テレビドアフォン」、「追い炊き機能付き浴室」、「インターネット無料」等を不動産業者から薦められます。それら設備は確かに入居促進につながる設備です。しかし、その前に次のことを確実に実施しましょう。

① 原状回復工事をしっかり行い、黄ばんでいるものを取り除き「清潔感」のある状態にしておくことが空室対策の第一歩です。

そして入居者に嫌われる設備、仕様になっている物件は入居者から部屋選びの対象から外されます。該当する事項がある場合は、改善しましょう。

和式の水洗トイレ → 洋式の水洗トイレ

古いエアコン → 新しいエアコン(入居者は年式をチェックしています)

和室 → 洋室(フローリング)

風呂が黄ばんでいる → 新しいユニットバスに交換

関連記事

賃貸住宅入居者に人気の設備ランキング2021

空室対策の進め方 その5 設備・仕様

目次